あなたの周りに【ごめんなさい】が言えない人はいませんか?
我が家の長男が小学1年生のころ。
彼は【ごめんなさい】が言えない子でした。
友達同士、年下のちびっ子ちゃんには言えても、姉、家族、先生等々、年上の方のいわゆる説教になると、口を真一文字に結び、一点を見つめて、グッと力を込める。
これを私は許せずに、謝ることを強制し、ごめんなさいを言わせて、解決せぬままモヤモヤが残り、、、がパターンでした。
この子が将来、このまま謝れない、自分の非を認めない大人になったらどうしよう、、、私の彼に対する不安要素の一つでした。
私はアンガーマネジメントを知って、【私とあなたは違う】を改めて認識し、相手を理解しようと話を聞く事が多くなりました。
『ごめんなさい、言えない時あるよね?あの時何か考えたりしてる?』
『・・・・・何にも。』
『じゃ、お話も聞いてないの?』
『お話は聞いてるよ。悪いことしたって思ってるもん』
『じゃ、どうして何にも言えないのかな?』
『・・・あのね、、、何か言おうとしたらね、、
涙が出るの。』
『悪いことしたなって気持ちの時に涙がでるのは悪いことなの?』
『悪くないけど、悪いこともしてるし、泣いたらもっと恥ずかしくなる・・・』
彼が【ごめんなさい】が言えない理由がようやくわかりました。
【悪い事をして、反省もしてる上に叱られて、涙まで流すなんて、、恥ずかしい。。】
言いたくても、言えなかった彼の辛さもわかり、私の対応の問題点もわかりました。
私は、説教の様に何かを言って聞かす時は、
【向き合って、目を見て話すべき】だと思っていましたが、時と場合により彼が十分反省もして涙をこらえている様な時は背中から話す様にしました。すると彼から向き直し【ごめんなさい】を言えるようになりました。
思春期を迎えた今、息子の取り扱いがわりとスムーズなのは
アンガーマネジメントのおかげなのは言うまでもありません(*´Д`)